第52回繊維学会紙パルプシンポジウムのご案内
「豊かな社会づくりに貢献する製紙技術と紙パルプの未来」
高度な情報通信技術(ICT)がさらに豊かな超スマート社会(Society5.0)を作り出していく時代を迎えています。そのような社会を支える紙製品や製紙産業の現代技術をつぶさに紹介し、現在の姿から紙パルプの未来を考えるシンポジウムを企画しました。紙(板紙含まず)の生産量が過去最高となった2007年と比較し、従来の主要な紙製品である印刷用紙は、2016年には30.6%減、新聞巻取紙で23.6%減となっているのに対し、情報媒体ではない衛生用紙は2.3%増、包装が主要な用途である板紙は4.2%減に抑えられています。品種別では包装用紙や衛生用紙へのシフトが見られるようです。このような製品は素材を生かして豊かな生活を支えています。今回は、ヘルスケアやティッシュなどの繊維生活資材、またそれらの繊維原料を再生利用する技術、多数の機能を持つラベル及びシールを活用したビジネス展開、これらの新機能を作り出す薬品の最新動向についてお話し頂きます。さらに紙製品のシフトに関連し、同じ抄紙機を利用して別品種の紙を作る場合のノーハウ、木質のエネルギー利用の今後の事業継続性についてもご講演頂きます。
主催: | 繊維学会紙パルプ研究委員会 |
協賛: | 紙パルプ技術協会、日本印刷学会、日本包装学会、日本木材学会 |
日時: | 平成29年11月22日(水) 9:30〜16:50 |
場所: |
東京大学農学部弥生講堂(地下鉄南北線東大前下車3分、農学部正門入り右側) (文京区弥生1-1-1、TEL 03-5841-8205;FAX 03-5841-8206) |
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9:30〜 9:50 | 開会挨拶 | |
1. | 9:50〜10:40 | 「ベビー・フェミニン・ヘルスケア製品、家庭紙及び周辺製品の技術とそのポテンシャル」 萬 秀憲(大王製紙梶@執行役員 ホーム&パーソナルケア事業部知的財産部長) |
2. | 10:40〜11:30 | 「使用済み紙おむつの再資源化について」 今井茂夫(ユニ・チャーム CSR本部 サイエンティスト) |
11:30〜13:00 | 昼食休憩 | |
3. | 13:00〜13:50 | 「粘着紙の市場動向と可能性」 塚田 力(王子タック 技術本部 開発部 部長) |
4. | 13:50〜14:40 | 「家庭紙・板紙向け製紙用薬品の機能と最新動向」 吉谷孝治(星光PMC 製紙用薬品事業部 技術統括部 千葉研究所 課長) |
14:40〜15:00 | 休憩 | |
5. | 15:00〜15:50 | 「ペーパーマシンの改造技術−転抄の具体例を通して−」 清田圭祐(バルメット渇ェ山事務所 エンジニア) |
6. | 15:50〜16:40 | 「木質バイオマスを活用したエネルギー生産の仕組みと効率」 田口良雄(田口技術士事務所 代表) |
16:40〜16:50 | 閉会挨拶 | |
17:00〜19::00 | 懇親会(弥生講堂内会議室にて) |
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参加費: | 繊維学会紙パルプ研究委員会賛助会社から1名 | 無料 |
繊維学会紙パルプ研究委員会賛助会社から2人目以降 | 10,000円 | |
繊維学会及び協賛学会・協会の会員 | 10,000円 | |
上記会員外 | 12,000円 | |
大学官公庁関係者及び個人会員 | 5,000円 | |
学生・院生 | 2,000円 | |
懇親会費: | シンポジウム参加者 | 5,000円 |
シンポジウム参加者(学生・院生) | 無料 | |
懇親会だけ参加の場合 | 7,000円 |
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お申し込みフォームを利用してお申し込みください。確認メールが届きましたら お振込み額をご確認のうえ、振込人名に必ず参加者氏名を入れて、下記銀行口座に11月20日(月)までにお振込みください。 複数の方の分をまとめてお振込みされた場合は別途メールにてお振込み人名と該当する参加者名をお知らせ下さい。座席数に限りがございますので先着200名で締め切らせて頂きます。
みずほ銀行 本郷支店(店番号075) 口座名:繊維学会紙パルプ研究委員会 口座番号:(普通)2659486 |
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〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学生命環境系
委員長 江前敏晴(えのまえとしはる)
Tel/Fax 029-853-4646
t[at]enomae.com