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第49回繊維学会紙パルプシンポジウムのご案内(終了しました)

「製紙産業革命の渦中で考える紙パルプ技術のあるべき姿」

2014年4月の消費税率の引き上げ後も、産業界は比較的好調な景気を保っており、製紙産業においても紙・板紙生産量は年間2600万トンレベルを保っています。しかし、新聞用紙、印刷・情報用紙は生産の大きな増加が見込めず、包装用紙、家庭用紙、機能紙に伸びしろを見出している状況です。製紙産業は、紙生産に軸足を置きながらも、新素材事業及び環境事業(エネルギー事業、森林事業、水事業など)を展開し、総合的なバイオマス産業へ転換を図ろうとしており、製紙産業の革命に差し掛かっているともいえます。しかし、そのような多角化の状況の中にあっても、 広い意味での製紙技術の重要性は揺るぎないものと考えられます。このような視点に立ち、今回のシンポジウムは、蓄積された生産技術を結集して製造したバイオマス製品をあらゆる分野で利用すること(紙とその応用製品)、繊維原料を基にした新規素材の活用を図ること(セルロースナノファイバー)、森林を育成して木材を原料として確保し、繊維原料を供給すること(原料と環境)、の3分野を選択しました。それぞれの分野で将来の技術展開に直結する技術的話題と関連する環境マネジメントに関するご講演を2件ずつ用意いたしました。

主催: 繊維学会紙パルプ研究委員会
協賛: 紙パルプ技術協会、日本印刷学会、日本包装学会、日本木材学会
日時: 平成26年11月18日(火)9:30〜16:50
場所:
東京大学農学部弥生講堂(地下鉄南北線東大前下車3分、農学部正門入り右側)
(文京区弥生1-1-1、TEL 03-5841-8205;FAX 03-5841-8206)

 

プログラム
9:30〜 9:50 開会挨拶
1. 9:50〜10:40 「再生可能な資源として見直される紙系包装イノベーション」
 有田俊雄(パッケージング・ストラテジー・ジャパン 取締役社長)
2. 10:40〜11:30 「段ボール包装における異分野の工学技術による開発」
 打田 宏(全国農業協同組合連合会[JA全農]営農販売企画部 調査役)
11:30〜13:00 昼食休憩
3. 13:00〜13:50 「水中カウンターコリジョン法で創製されるナノセルロースの構造と応用」
 近藤哲男(九州大学大学院農学研究院 サスティナブル資源科学講座 教授)
4. 13:50〜14:40 「セルロース系増粘剤の開発と応用 カルボキシメチルセルロースおよびナノファイバー」
 神野和人(第一工業製薬 機能化学品事業部 機能化学品研究所 合成研究グループ 課長)
14:40〜15:00 休憩
5. 15:00〜15:50 「APPグループの環境対応紙の提案 ―日本市場におけるPPC用紙の歩みとAPPグループの環境対応から―」
 大橋耐二(エイピーピー・ジャパン 技術顧問)
6. 15:50〜16:40 「日本の里山と製紙会社の役割」
 中俣恵一(北越紀州製紙株式会社 環境統括部 部長)
16:40〜16:50 閉会挨拶
17:00〜19::00 懇親会(弥生講堂内会議室にて)

 

参加費等
参加費: 上記学会・協会の会員 10,000円
会員外 12,000円
大学官公庁関係者 5,000円
学生・院生 2,000円
懇親会費: シンポジウム参加者 5,000円
  懇親会だけ参加の場合 7,000円

 

参加申し込み方法

お申し込みフォームを利用してお申し込みください。確認メールが届きましたら お振込み額をご確認のうえ、振込人名に必ず参加者氏名を入れて、下記銀行口座に11月17日(月)までにお振込みください。 複数の方の分をまとめてお振込みされた場合は別途メールにてお振込み人名と該当する参加者名をお知らせ下さい。座席数に限りがございますので先着200名で締め切らせて頂きます。

みずほ銀行 本郷支店(店番号075)

口座名:繊維学会紙パルプ研究委員会
「センイガツカイカミパルプケンキユウイインカイ」

口座番号:(普通)2659486

 

お問い合せ

〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1 生命環境系
委員長 江前敏晴(えのまえとしはる)
Tel/Fax 029-853-4646
t[at]enomae.com

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